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zoom RSS 【Sri Manjunatha】

<<   作成日時 : 2007/11/07 21:52   >>

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【Sri Manjunatha】

監督:K. Raghavendra Rao 
出演: Chiranjeevi(Shiva), Arjun(Manjunatha), Ambarish, Meena(Parvathi), Yamuna, Soundarya(Katyayini), Sumalatha, Master Anand Vardhan
Music: Hamsalekha
2001年テルグ語映画


[あらすじ]

ある村にマンジュナータという若者がいました。
マンジュナータは神様をぜんぜん信じていなくて、いつもお参りする人の邪魔をしたり、シヴァリンガ(シヴァを象徴したご神体)を馬鹿にしたりしていました。
“いない神様なんかにお願いしても無駄じゃい!”と言って、毎日仲間と体を鍛えて自分たちで悪者をやっつける為にいつも飛び回っていました。
そういう不信人者のマンジュナータを見て憤慨する女神のパールヴァーティーに、夫であるシヴァは“まあ見てなさい、その内にかわるから。彼は、荒んだ世の中を正すべきものとして私が指名した者であるぞ。”と説明し、悠長に構えておりました。

同じ村にはまた、カティヤヤーニというとてもとても信心深い若い娘がおりました。
ある日、自分の3倍ぐらいは年がいってるような白髪じじぃと結婚させられそうになった若い娘を助ける為に大乱闘をしているところで、カティヤヤーニはマンジュナータに知り合い、好きになってしまいます。
彼女はマンジュナータに宛ててラブレターを書き森へ呼び出すのですが、マンジュナータは“おめぇなんかに興味はないよ“とけんもほろろ。
しかし、その帰りに悪者に絡まれて危なくなったマンジュナータを助けたカティヤヤーニが、逆に結婚前の生娘が森で不貞を働いたということでDevadasi(公認娼婦?)にされようとする時、それを救う為にマンジュナータはカティヤヤーニと結婚することにしました。

そうして二人の間には程なく、神のご加護の元に息子が一人生まれました。
この息子、母親に勝るとも劣らない信心者。それが気に入らないマンジュナータは息子に“神様なんていないから、祈っても無駄じゃぁ!男は鍛えて拳で悪と戦うんじゃぁ!”と言うのですが、反対に息子から“お父さん、力で戦っても力で返ってきて、世の中はいつまでたっても平和になりません“と、逆に諭される始末。思わずかっとなって息子を殴ってしまいました。

小さな息子を殴ったことに自己嫌悪を感じたマンジュナータは、一晩森を彷徨います。シヴァ神はこれをチャンスと見て、マンジュナータの両親や息子の姿に自分を変えて彼の前に現れ、いろいろと諭します。
それで心が落ち着き家に帰ってきたマンジュナータ、自分の前に現れたのが本当の両親や息子でなく、それが神だった事に気がつき改心して聖職者の道を歩むことを決めました。

ある時、マハラジャがシヴァ寺院を訪れていた時に嵐が起こって聖職者や宝物が吹き飛ばされ、お寺の中がめためたになってしまいました。
どうにかして欲しいと頼まれたマンジュナータは、祈りの歌を歌い奇跡を起こし、寺院内を光で満たしました。
このことによりマンジュナータは、マハラジャから徳の高い僧と認められ、新しい寺院の建設(シヴァリンガパーク?)の建設を頼まれました。

マンジュナータと彼の家族がこうしてとても信心深い平和な日々をすごしているとき、シヴァは、そろそろもっと高いところへマンジュナータを導く時だと思い、乞食じじぃの格好をしてマンジュナータの前に現れます。
腹がへったと訴えるじじぃを丁重に家に案内し食事を出すのですが、何をどう言ってもどろどろの手を洗わずに食べようとするじじぃに我慢できず、怒って追い出してしまいました。
前もってシヴァからこのことを伝えられて知っていたカティヤヤーニは一部始終はらはらしながら見ているのですが、じじぃが追い出された後に“あぁ、あれはシヴァ様だったのよー。せっかく神様がうちに来てくださったのに、あなたはそれがわからず追い出してしまったー。”と泣き崩れてしまいました。

どうすればこの無礼を償いことが出来るか頭を抱えるマンジュナータとカティヤヤーニ。
そこへ、先ほどから自分の出番がないことをすねていたシヴァの妻パールヴァーティーがここぞと出てきて、カティヤヤーニに“村人皆を招待して豪勢に食事を振舞えばいいのよぉー“と伝えます。

そうしてその招待の日、前々からマンジュナータに恨みを持っているやつらが、毒蛇を仕掛けてマンジュナータの息子を殺してしまいます。
突然の息子の死に打ちひしがれるマンジュナータ一家。
続々と招待の食事に集まる村人達。
ここでマンジュナータは、息子の死はひとまず誰にも知らせず、まずは招待した村人達を迎え、無事食事を終わらせなくてはいけないことを家族に諭します。
思わず零れ落ちる涙をひそかにぬぐいながら、なんとか笑顔を作って村人を接待するマンジュナータ達。
そんなマンジュナータ一家の悲しみなど知らず、陽気に歌を所望する村人達。
そしてそれに答えて歌をも提供するマンジュナータ(達)
あぁ神様って、なんて意地悪なの?(とは誰も言ってないが)

そうしてシヴァの最後の仕上げがやってきました。
ある日マハラジャの宮殿に呼ばれているマンジュナータの前にシヴァは現れます。
この世で最も徳の高い僧などと呼ばれ、実はただの思い上がり者であることを証明しようと、マンジュナータに火を放つシヴァ。
その神の火に対し、髪の先ほども燃えないマンジュナータは、シヴァから最高の賛辞を受け取ります。

そうして、幸せ一杯でマハラジャの宮殿から帰途に着いたマンジュナータでしたが、途中でいまだ恨みを持ち続ける敵の不意打ちにあい、致命傷を負ってしまいます。
こうして死にそうになりながらも、そんなしつこい敵に対して許しの言葉をかける事のできるほど、出来た人間のマンジュナータ。そのマンジュナータの許しの言葉の前にあっという間に改心してしまう悪者たち。
刺された腹を縛り、マンジュナータは何とか家に帰ってきますが、自分の死期を悟りそれを家族に見せたくないと、彼は全員を各寺院へ使いにやります。
そこへシヴァ自身がマンジュナータの魂を連れて行くためやってくるのですが、ここでマンジュナータはシヴァに“自分が死ぬ前にぜひうちで食事をしていってくれ“とお願いをするのです。

こうしてマンジュナータの最後の願いのためにシヴァが食事をしているときに、マンジュナータの妻のカティヤヤーニが帰ってきました。
マンジュナータが時期に死ぬことを知り泣き崩れる彼女はシヴァに、自分の魂も一緒に連れて行って欲しいとシヴァにお願いします。

そろそろ日が落ちようとする頃、シヴァはマンジュナータとカティヤヤーニの魂を自分の心に引き取り、ヒマラヤへ帰っていきました。

************************************

あぁ、何て文才とまとめ能力の無い自分。
と、嘆くのも置いといて、、、、、、

私にとってテルグ神様者映画第一弾のこの【Sri Manjunatha】(私の持っているDVD上ではSree Manjunathaと綴られている)。
まずはいろいろと突っ込んでみよう。

最初のシーン、大地を割って地上に出てきた女神がいきなり、人間の悪い想念らしいが、に追いかけられて追い詰められて”マンジュナァータァー!!(シヴァ神の別名だと思う)”と助けを呼ぶのだが、まるでマグマ大使ばり、ぷぷぷぷぷ。
そして呼ばれたシヴァはこない。(あの女神は助かったんだろうか)

チル様(メガスターの称号を持つ俳優チランジーヴィ)演じるシヴァ神のソロ、古典舞踏風神様ダンス。す・て・きぃーーーー!!ウェストが無くても す・て・きぃーーーー!!
最後には荒川静香Y字スパイラルばりの直立開脚までやってくれる。
、、、、、、、CGだけど、、、、、、、
チル様これ本当にできるんだったら、”荒川静香Frends On Ice”で競演披露して映画のプロモートまでやれば、日本でスーパースター ラジニカーント(踊るマハラジャの俳優さん)を超える人気者になれるのに。
いやでも、これは正直本当にかっこいいダンスなのだ。

主人公のマンジュナータ、”神なんているけぇー!祈っても無駄じゃぁーい!”と仲間と毎日トレーニングして、白髪じじぃと結婚させられそうになった娘を助けたり、不義を働いたと濡れ衣を着せられ焼きゴテをあてられそうになった新婦を助けたりと、毎日戦う正義を守る村の私設青年隊長。
おめぇの仕事は何じゃ?どうやら親元に暮らしぶーたらして、毎日(正義のために)殴り込みをかけてるだけのようだが。
親のせりふ、”結婚したら落ち着くでしょう。早く嫁をもらわねば”
そんな男に嫁ぐ嫁が苦労するだろうが。

そんな正義感だがぷーたらしている男に惚れてストーカーかける娘カティヤヤーニ。
マンジュナータの身代わりで切られた傷を、彼がその場に“都合よく”生えている薬草の葉っぱで手当てするのだが、その汁の色の毒々しいこと。合成着色料、保存料、防腐剤、体に悪いすべての化学薬品が入ってそうだ。
そしてその後の村での裁判まで背中にくっついて外れない粘着力。
確かにざっくり切られた傷もあっという間に治りそうだ。

この世が健全で愛にあふれた想念で満ちるように人々を導くべき者としてシヴァから指名され、ある時あっという間に改心して聖職者となるマンジュナータだが、あっという間に死んでしまう。それでこの映画は終わるのだが、ヤマ(インドの閻魔様、ドロロンえんま君ではない)から”あの者は今日夕方までに死ぬぞよ”と聞かされ心底びっくりするシヴァ。
おめぇ、そいつの寿命も知らんで救世主に指名したんか。
そう、主人公が良き道に導いた人々も、見ていた限りではせいぜいそこの村人ぐらいだろう。シヴァのご利益って、傘地蔵かごんぎつねレベルかい?

うらみ骨髄の宿敵に刺されてから、半日は生きていたマンジュナータ。あんなにぶっすりと刺されあちこち切られたのに、そんなにすたすた歩くなよ。歌まで一曲しっかり歌うし、やってきたシヴァに食事を出し給仕までする。思い出いだした時だけ”うっ、うっ”と苦しがるなよ。私は最後には本当は助かるかなと思ったぞ。

最後は、”夫を連れて行くなら私もどうぞご一緒にぃ”という妻と両方の魂をハートに入れあっさりとヒマラヤ(そう、ヒマラヤに住んでるんです、シヴァ神。河口浩探検隊、ヒマラヤへシヴァ探しにいかんか?)へシヴァは帰っていきあっさりと映画は終わる。

おいおい、それで終わりかよぉ。
もっとこう、愛はうんちゃらとか人類はうんちゃらとかないんかい。
そしてこれは神話パロディーでも神話コメディーでもなく、普通にまじめなお話である。
シュール過ぎる.……

そして購入したDVD、画像悪し。まるで”総天然色ゴジラ対モスラ”を見ているよう。ザ・ピーナッツが出てきてもおかしくない。
その上いかにもバッタもんくさいCG。
狙いはわからんが、ある意味ナイスである。

英語字幕、会話の半分もつけてるかぁ?妙に少ないんですが。おまけにしょっちゅう会話とずれてるし。

これだけ突っ込みどころがある、テルグ語神様映画【Sri manjunatha】、それでいて神様コメディーや宗教パロディーでは全く無いし、子供向け特撮メルヘン風でも無い。
神様ってやっぱりいるんだよー、暴力は結局何にも解決しないんだよー、そんな風習って非人道的だよー、見たいな事は出てくるが、ただ“○○だよー”って風に出てくるだけで、“んでねぇ、○○だったんだってさぁ。”と普通に淡々と話が進み、“、、、でぇ、○○なっちゃったぁ。。。。。。おしまいっ!!”って感じであっさりと終わり、決して宗教色が強調されてるわけでも、メッセージ性があるわけでも、この映画を持って道徳的に何かを訴えたいわけでもなさそう。。。。。。なのがすごい。

確かに子供から大人まで幅広い層で安心して楽しめる作品だろうと思うが、いわゆる今時なファミリーエンターテイメント性も特には感じない。
私からすると、観客層の狙いがいまいちようわからん。

と、いろいろと考えてふっと思ったのが、これって民衆伝承ってもの?今昔物語とか遠野物語ってこういう感じのところってない?なんかじっさまが“わしが小さい時になぁ、村にこれこれこういう奴がおってのぅ、こぉーんなことがあったんじゃぁ。おしまい”ってふうに家族や村人に話してる風じゃない?
こういう古くからあるひとつの娯楽の形を、オペラ、ミュージカルチックなダンス、ソングナンバー、CGなんかでモダンに装飾して、誰でも楽しめる現代版じっさまばっさま口伝風大衆娯楽劇場作品に仕上げたって感じかい?

インドって、、、、、奥が深い。

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