ドミドミ日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 【Sandakozhi】

<<   作成日時 : 2008/01/14 23:47   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

【Sandakozhi】

画像


監督 Lingusamy
出演 Vishal(Balu) Meera Jasmine(Hema) Rajkiran(Dorai) Lal(Kasi)
音楽 Yuvan Shankar Raja
タミル語 2005年

[あらすじ]

学年末試験を無事終え休暇に入ったバルは、ルームメイトのカルティックの誘われて彼の実家を訪れ、そこでカルティックの妹ヘマに一目惚れをする。
この妹ヘマ、かわいくて一見おとなしく見えるのだがどうしてどうして、学校をサボって映画を見に行く為に親の財布からお金をくすねるは、映画館では先頭に立って野次をとばすは、なかなかお転婆で頭の回転が速い子なのだ。
こうしてバルは楽しい数日を過ごすのだが、その間にこの町を牛耳っているマフィアボス カースィの好き勝手な行状を目の当たりにもする。彼の前では警察も無いも同然なのだ。しかしバルは、この町を去る段になってこのマフィアボスに追われている男を助ける為に、カースィをこてんぱんに殴り倒し恨みを買ってしまう。
バルに復讐するためにカースィは他の町の自分のマフィア仲間に助けを求めるが、全員それを断ってしまう。バルの父親はその一帯きっての有力者で、誰もその息子には手が出せないというのだ。怒り心頭のカースィは自分の手でバルを殺そうと、部下を引き連れ乗り込んでゆく。
バルの父親は、血で血を争う復讐劇の繰り返しの土地の歴史を自分の代で終わらせたかったためにバルを大学にまでやったのだが、バルはその父親の意思に反しその持ち前の正義感から、自身その暴力の世界に一歩一歩と踏み込んでゆく。
参拝に来ていた友人カルティックの一家に寺院で偶然出会い、ヘマの再開の喜んだバルは彼らを実家の招待する。こうして楽しい日々を過ごすうちにバルとへマは二人の愛を確かめ合い、その関係をバルの父親にも認めてもらえるようになった。
ある日、町のお祭りに全員で出向いた際にバルはカースィの襲撃にあう。そこで不幸にもバルの父親が背後から切りつけられてしまう。
これに対してバルの父親は、総動員で一帯を隈なく捜索させ、身を隠しているカースィを引きずりだし彼に“お前もいっぱしのボスなら、正面向かって息子と戦え!”と決闘のための武器を与える。そして父親の期待の応えるかのごとく、バルは素手ながらもカースィを打ち負かすのであった。

*************************************

ヒロインのミーラ ジャスミン目当てで、内容も評判も知らずに買ったDVDなので期待はしてなかったのだが、
お 
も 
ろ 
か 
っ 
た 


冒頭の学園での明るいシーン、友人宅訪問でヒロイン登場、恋のほんわか気分に平行してマフィアボス登場でじわじわと上がる緊迫感、そしてついに派手なアクションシーンと、前半はテンポも良くいろんな要素が絡んでぐいぐい見せられる感じ、それに比べて後半はちょいとだらだらして結末もぱっとせず、不完全燃焼気味で終わったのが残念だ。ここで光ってるのは、ヒロイン役ミーラ ジャスミンに絡むコメディーシーンと、スタイルが良くて、なかなか格好よく見栄えのするヒーロー役ヴィシャールのアクションシーンか。
後で調べてみると、2005年に結構ヒットした作品らしい。

一番先に書かなくてはいけないのは、やはりミーラ ジャスミンについてだろう。
1984年生まれ、2002年にデビューしてから何らかの賞をとらない年は無いほどの、演技力抜群の若手女優。
私が今まで彼女を見たのはタミルの【Aaytha Ezhuthu】のみだが、そこでのか弱い暴力夫の妻とは打って変わってこの【Sandakozhi】では、茶目っ気たっぷりいたずら大好き、生意気度一杯でくるくると頭の回転の速いお転婆娘を演じている。
彼女がスクリーンに登場するだけでどうしても目が行ってしまう。他の役者の印象が霞んでしまう。それだけ引きの強い演技力を持っているということだろう。
一番感心したのは次のシーン。
お金をくすねたのが見つかって父親に折檻されている途中に、突然イタコのように神が乗り移り逆に父親に、神を殴るとは何事か、足元にひれ伏せ、と言い出す。これは父親の折檻を逃れる為の彼女の狂言だとすぐにわかるのだが、その場の彼女の父親、母親、兄以上に映画を見ているものに対してまで“これってやっぱり本当に神が乗り移ったってシーン?”と思い直したくなるほど延延長々と真剣にやってるのだが、最後の瞬間彼女の顔がアップになると、一瞬だけいたずらっぽくにこっと笑い、観客には“あぁやっぱり狂言だった、でも映画の中の家族はそれに気づいてなな。”ということが同時にわかるのだが、この最後の“にこっ”というのがなんとも絶妙。ほんの一瞬、ほとんど目元だけの“にこっ“ですべてがわかるのだ。私はここで本当に感動した。恐るべしミーラ ジャスミンの演技力である。

お次はヒーローのヴィシャール。
とにかく背が高い。他の男優より大体いつも頭一つ飛び出ていて、尚且つすらっとした長い足で良いプロモーション。アクションシーンではこの長くすらっとした足がよく映えていた。
良く体も動きダンスも悪くない。演技は可もなく不可もなく。この映画でのちょいとおぼっちゃん風な爽やかな役は悪くなかったが、大して演技力を必要とするものでもなかったか? 割とハンサムだと思うが、存在感というかアクが無いところが役者としてちょいと弱点のような気がする。
もちろん、ミーラちゃんと並ぶとかすんでしまうのは仕方が無いな。

後半始まってすぐに、まるでラジニカーントのように大々的に仰々しく登場するバルのパパ。Rajikiranという役者らしいが、タミル者に浅い私としてはこの人がどういう位置なのかわからん。本当にタミル映画界ではなかなかの大物役者なのか?それとも、前半ラジニの“Chandramuki”が映画館で上映されているシーンや、後半のちほどミーラちゃん演じるヘマがいたずらでその“Chandramuki”のパロディーをするところなどから見ると、単なるラジニのパロディーなのだろうか?

大物マフィアボスのはずのカースィ、でっかい鎌を持ってある男を殺さんとして大通りを追いかけてくるのだが、これ、ダサいぞ。それまで凄みを利かせて後ろに控えていて、人殺しなどというはしたな仕事は全部部下にやらせていたのに。ぜんぜん大物らしくなく、カースィが一気に安っぽくなる。
確かにこれが無いと、バルに路上で叩きのめされることもないし、後の復讐劇にもつながらないから台本上必要だけど、他にもっと良いアイデアは無かったのか。このシーンで安っぽくなってもう彼の負け犬決定。映画の結末ももうわかったようなもの。
で、ラストにカースィvs バルの一騎打ちのアクションシーンを持ってきたが、大鎌という武器を持っていても素手のバルに勝てず、疲労困憊でくたくたになったカースィに“罪を憎んで人を憎まず、カッカッカッ”と捨台詞を残して去っていく水戸黄門のようにバルが立ち去って終わり。
なーんかすごく尻すぼみなエンディング。残念。もうちょい捻りが欲しかったなぁ。
初めての監督作としたらいいか。
私としては一般的に、第一作でこういう悪くは無いけどあちこち綻びのある作品を作る監督って、結局いつまでもそうなんだけどなぁ。(ま、あちこち綻んでると見るほうとしては別の面、突込み甲斐があってそれも楽しいけど)

しかし全体的にはそれなりに引きがあり、楽しめます。
はっちゃけミーラちゃんを見るだけでも価値あり。

画像


画像


画像



テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
【Sandakozhi】 ドミドミ日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる