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zoom RSS テルグスリラー2連ちゃん【A Film by Aravind】&【Mantra】

<<   作成日時 : 2008/12/09 08:14   >>

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この秋はダンスの本番があって、ドイツのユーロスポーツでもスケートのGPSの放映があって毎週チェックしなきゃいけなかったし、その合間を縫ってインド映画を見たりでその時々は、あぁこのことについてブログに書きたいなぁといろいろと思いながら旬を逃したようなのも一杯あって、どうにも取り掛かれなかったりしてびしっとやらなきゃなぁびしっとと思いながら、やっぱり週末はグダグダ過ごしたりして、あぁもうクリスマス市が始まったよぉと、奇しくも引き続き2作もテルグスリラーを見たので(いやもうちょっと前の話だけど)、そのことについて今日は書こうかな、と。
(ちなみにNHK杯の真央ちゃんのフリーは凄かったな、と。あれで完成されてないんだから完成されたらどうなるんだろうな、と)
ということで、【A Film by Aravind】と【Mantra】
ちなみにネタばればれ。

【A Film by Aravind】
監督: Sekhar Suri
出演: Rajiv Kanakala, Rishi, Mona Chopra, Ghazal Srinivas, Mallikharjuna Rao
音楽: Vijay Kurakula
2005年 テルグ語

[あらすじ]
映画監督のアラヴィンドと俳優のリシは幼馴染。二人で組んだデビュー作と第2作目が大ヒットして人気上昇中。
これまでの2作はアラヴィンドの自作台本だったが、今度は新しい方向性を探りたいために第三者の台本を使うことに決めたアラヴィンド。机の上の有象無象から送られてきた台本に目を通しているうちにあるひとつの台本に目が止まる。ドライブをする二人の若者が拾ったヒッチハイクの女性を巡っての三角関係の物語。しかし途中からインクで塗りつぶされて結末がわからない。どうやらアシスタントがうっかりインクをこぼしたようだ。アシスタントにこの台本作者を呼びにやるが行方不明で所在がわからない。
すっかりこの台本が気に入ったアラヴィンドはリシを連れて郊外の森にある自分のバンガローにその撮影の下見に出かける。途中車が故障して助けを求める若い女性を拾いドライブを続けるが、自分たちのこのドライブが次第にこの台本通りに事が運んでゆくのにアラヴィンドは気付く。結局この若い女性ニルパマも一緒にバンガローにやってきてアラヴィンドとリシを交えた三角関係が顕著になっていく。
事の先行きが気になって仕方が無いアラヴィンドは、アシスタントがやっと探し当てた台本作者をバンガローに呼びストーリーの先を聞き出すと、拾ったヒッチハイカーがサイコキラーでリシが殺されることになっているサスペンスストーリだとわかる。
ちょうどその時にテレビでは男性ばかりを狙う女性のサイコキラーが逃走中であることがニュースで流れ、アラヴィンドはニルパマがその殺人者であると思い込み次第に狂想の体を顕にしていく。。。。。。。

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どこかで読んだようなプロットだけど、まぁ良い着想だろう。
前半は良いんだ、インクで塗りつぶされて結末のわからない台本、そしてそのストーリー通りになるバンガローへの旅行、それに気付いて徐々に狂想の体をしていくアラヴィンドと良い感じで緊張が高まっていくのだが、問題は後半。
まずやはりそれだけでは2時間半以上ものインド映画を引っ張っていくのは辛いものがある。後半少しずつ真相が明らかになっていくのだが、不思議な雰囲気をたたえた台本作家も実はただのおっさん、一番の要の“何故彼のストーリーが現実になるのか”も“なんとなくそうなんだ“扱い、なので彼が急遽結末を書き替えた為に死ぬのがリシでなくアラヴィンドになるのも説得力が無く、そしてそれまでのオカルトチックな描写の集大成が、最後の最後に出てくる安いゾンビのような狂った女殺人鬼(ニルパマではない)。高級菓子の箱を空けたら入っていたのがベビースターラーメンだったように、もうがくっときてしまった。
素直に我々の知りえない者と力による不思議なオカルト作品にした方が良かったと思うのだが、インドではそういう【エクソシスト】的なのは受けないのかな?
まぁ役者のラインアップを見てもB級感は一杯なのだが、それでも主人公のアラヴィンドを演じたラジーヴ カナカラは称えたい。大健闘である。
【Student No1】での意地悪上級生や【Sye】でのラグビーコーチ等脇役、悪役がほとんどの彼であるが、この【A Film by Aravind】を見ると、なかなかの演技力を持った役者のようだ。不安に駆られだんだんと平常心を失っていく様を好演。
【Ashok】【Yamadonga】にも出ているらしいが思い出せん、すまん。ちなみに最新作【Three】も同じシェカール シュリ監督でスリラー物、リシも共演。なんかこりんなぁと言う感じ?


【Mantra】
監督:Tulasi Ram
出演:Charmme, Sivaji, Kausha, Karuna Sri, Chitram Seenu, Vijay, Jeeva, Mallikharjuna Rao, Rallapalli
音楽:Anand
2007年テルグ語

[あらすじ]
両親を亡くしたマントラは自宅で古典舞踊のレッスンをしながら女友達のヴィニーと暮らしている。
ある日突然ヒーローと自称する与太者が借金を取り立てにやってきて、金を受け取るまで帰らないと言い住み込み始め傍若無人に振舞う。
困ったマントラが伯父に相談すると、丁度郊外にある屋敷の購入に興味を持っている大学教授がいるという。そしてその前提条件が、その教授がくるまで誰かがその屋敷に住み込むことであると言う。
この郊外の屋敷、“マントラ ニラヤム”と言う名前を持ち、今までに住んだ住人3人が不慮の死を遂げ皆からゴーストハウスと呼ばれ、今まで借り手も買い手もいなかったのだ。
マントラはまず自分で住み込もうとヴィニーを連れて行くが、最初の晩にヴィニーが不可思議な体験をしてどうしても帰ろうと言いだめになった。そこでマントラは家が売れたときに報奨を払う事を条件にヒーローに住み込みの件を持ちかける。幽霊や悪霊などまったく信じないヒーロー、これは楽で儲かる仕事だと友人3人を連れマントラ ニラヤムに住み込み始める。
数日後、友人の一人が死亡する。それに恐れをなして他の二人の友人は出て行ってしまうが、家の中で見つけた以前の住人の結婚式写真に今死んだ友人が写っている事を不審に思い、ヒーローは真相究明に乗り出す。
そうしているうちにマントラが住み込みのために再びやってきて、ヒーローの親分もやってきてヒーローの調査を手伝い始める。
着々と調査を進めるヒーローと親分。そしてもう一晩だけ住み込めば次の日には手付金を持ってマントラ ニラヤムの購入に例の大学教授がやってくるという算段になった夜、ヒーローが出た隙にマントラは怪しいものに襲われるのであった。

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基本的には【A Film by Aravind】と似たような設定。
密室空間的なお化け屋敷で起こる不思議、そのためにあまりロケーションが移動しないこと、悪霊などのせいであるかのように見せかけてオカルト風に持っていきながら、実はこれこれの人間の仕業でしたと言う種明かし等。
それでもこちらの方がいい出来なのは、以前にマントラ ニラヤムに住んでいて死んだ二組の夫婦に関するエピソードとそれにかかわる死んだヒーローの友人のエピソードなど、事件解決にかかわる重要な福泉が論理的にしっかりとあるせいではないだろうか。それが結局は、オカルト風でありながらうまく推理スリラーへと終結できた原因だと思う。
【A Film by Aravind】では、最終的に論理だてた現実的な推理では解決できないオカルト的要素のものが置いてけぼりにされてしまった。
まぁ、主人公マントラを演じたチャルミの演技でもっているという話もあるけど。
それにしてもヒーロー役をやったシヴァジ、小回りの利く便利な俳優だね。小ヒーロー、小悪役、小コメディアン、、、、、全部“小”が付くけど何でもこなせるもんなぁ。わたしゃ嫌いじゃないですよ、彼。

うーん、要するにキリスト教的観念の社会に基づいて作られたハリウッドテイストのオカルト物を、違うスピリチュアル概念の基盤をもつインド社会にそのまま写そうとしたのが今一成功しなかった原因じゃないかな。

おまけ
【A Film by Aravind】から
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【Mantra】から
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