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zoom RSS 【Aayitha Ezhuthu】

<<   作成日時 : 2008/12/26 05:55   >>

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【Aayitha Ezhuthu】
監督:Mani Ratnam
出演:Surya、Madhavan、Siddarth、Meera Jasmin、Trisha、Esha Deol
音楽:A .R. Rahman
2004年 タミル語

シッダ君第二作目、【Boys】でデビュー前に“アシスタント ディレクター”として手伝った(まぁ見習修行のパシリだったのでは?)【Kannathil Muthamittal】の大御所監督マニ ラトナムに今回は俳優として起用される.。
一見渋いというか、デビュー作のヒットの勢いを次のステップに使ってないような二作目の選択、この映画での少しおとなしめの演技の印象、その後の彼の活動等から鑑みて
− ここで一枚看板主演で一発当ててトップに食い込もうと言う野心がまだ無かった、
− もしくは役者としてやっていくつもりがまだ無かった、
− あったが“インド映画界梨園”出身で無い彼には当ててトップに出るのに都合のいいようなメジャーな娯楽作品のオファーがこなかった、
− 単に基本的にこういう社会派映画、演技は映画の方が好き、ポピュラリティーよりも自分が納得できる作品の方を選ぶ、且つもう少し演技修養がしたかった、
− (↑に絡めて)キャピキャピアイドルデビューしたがその路線を続ける気はしなかった、かといって大して自分の好みでもないサウス主流のアクションヒーロー系にいきなり転換する気も無かった、
− または、自分の俳優としての方向性をまだはっきりと持っていなかった、
などなど、結局本人に聞くしかないのだがいろいろと妄想してしまう。
まぁ彼の今までの来歴などを見るに、わりに最初からセルフプロデュース的選択をしてマイペースな活動なのに早くに頭角をあらわしてメジャーになった、少し稀有なタイプと言えるかも。(私的には、“映画梨園”系はデビュー当時からチームがタッグされていて売り出し方針が明確、それ以外からの参入にはそれなりに下積みが必要、というイメージなのだが)
タミル人のシッダ君、彼のタミル映画での活動は結局最初のこの二作で終わり、次の三作目からはテルグ映画での活動になりそこでヒットを飛ばし、トップ俳優の仲間入りをすることになる。

で、この映画【Aayitha Ezhuthu】についてだが内容としては、
汚職、裏工作だらけで汚れきった政界をクリーンなものに変革し庶民のための政治を行おうと精力的な活動をする学生運動家マイケル(Surya)、その対抗馬の大物政治家のために裏の仕事をしついには殺人まで犯し落ちていくチンピラのインバ(Madhavan)、極楽トンボでプレイボーイだったがマイケルとかかわるうちに自分の人生を見つけていくアルジュン(シッダ君)の3人の若者の話が、初めはそれぞれの生活がオムニバス形式で、後半はお互いが絡み合い最後には学生達の選挙での勝利、刑務所に舞い戻るインバという結末で終わる。
冒頭、Napier橋の上でマイケルがインバに撃たれそれをアルジュン(シッダ君)が目撃するところから始まるが、最後にこの3人は同じこの橋の上で決闘をするように、このNapier橋上というのは関係の無かった3人の人生の接点を象徴しているようだ。
それに、この3人にはそれぞれ妻なりガールフレンドなりがいて3様の恋愛模様も同時進行していく。

オムニバスを一つにまとめていくという、特に目新しいわけではないが面白い趣向をうまくまとめて、技巧的には良く出来た映画だと思うが、内容的には登場者の心理面での掘り下げも特に感じることなく、メインメッセージらしき“汚れきった政治を若者の力でクリーンに変革しよう”ってところもなんかお手軽すぎて、“はいはい、映画の中だからね、それは”と言われたら終わりのようなものだし、見終わって今ひとつ何が言いたかったのかわからないのだが、きっとやっぱり“ぼーくはこういううまいストーリー処理もできるんだぞぅ”とか“こういう映像が取れるんだぞうぅ”とかが言いたかったんだな。
マニ ラトナム監督作はまだ5−6本しか見ていないが個人的にはなかなか好きな監督である。某氏曰く“ラトナムはこういう大きなテーマを扱ったものより、中、小規模のものの方が「室内楽」的で断然良い”とおっしゃっていたが、うなずかざるを得ないかな。【Bombay】なんかもラストシーンでがくっと来たし、大風呂敷を広げすぎた時は収拾がつかなくなってラストが今一まとまりきらないのかも。

役者は皆好演だと思う。
一番の驚きは、“チョコレートボーイ“と呼ばれて甘い二枚目役が比較的多いマダヴァンが、丸刈りにして髭を生やして(ちょいとだけ)シェイプアップしてならず者インバ役をやっているところかな。マイケル役やってもおかしくなかった思うけど、何でだったんだろう?
シッダ君に関しては冒頭でも少し触れたが結構おとなし目の演技、でも一応合格点でしょう。ちょっと控えめすぎて他の二人(マダヴァンとスーリヤ)と比べると埋もれた感があるけど、下手にオーバーアクティングになるよりはアンサンブルにはまっていて良かっぺ?。まだ二作目、オーラの出し方調節の仕方が良くわかってなかったかなとも思えるし、役者としての踏ん切りが今一つき切っていないので少々淡白な仕上がりになったとも思える。
スーリヤのおっちゃんは、まだこれだけで他の映画は見たことが無いけどたぶん、いつものスーリヤのおっちゃんの仕事してまっせぇって感じじゃないのかね。
ミーラちゃん(ジャスミン)は良いですねぇ。私好きな女優さんですから。
可憐なヒロイン女優さんなのに口に食べ物一杯ほおばって大口あけて笑ったりなんぞしちゃいますねぇ。基本は演技はですから。
トリシャは相手のシッダ君に見合った感じじゃないですかね。キャリア的にもわりとまだ初めな頃じゃないかと思うのですが、シッダ君よりは経験があってちょいとリードしてあげてますかね。
イーシャ デオール?パスして良いかいのう。特に無し。(唯一ヒンディー版との掛け持ちしてるんだが、、、)

そう、この映画、別の俳優さんでヒンディー語版も同時撮影したんですね。ヒンディー版は【Yuva】というのですが、テルグ語版も【Yuva】といい、でもこのテルグ語版はシッダ君の出ているタミル語版を吹き替えただけのものなんですね。
おわかり?
ちなみにヒンディー版【Yuva】のキャストは
マイケル=Ajay Devgan、インバ=Abhishek Bacchan、アルジュン=ヴィヴェック オーベロイ、サシ(ミーラちゃん)=Rani Mukerji、ミーラ(トリシャ)=カリーナ カプール、イーシャ デオールはそのまま、というものです、はい。
この辺の見比べは面白いですかね、ムンバイとチェンナイの違いはあれスクリーンプレイはほとんど一緒ですから。
私としては、ヒンディー版では(個人的に)あの鼻につく“ほーぅら、私らこんなに演技がうまいんでっせぇ”と始終言われているようなアクターズスタジオチックなボリ俳優の“うまい“演技が、逆にこの背骨の無いような映画にインパクトを与えていていいかもな、と。少なくとも、この頃はまだ評判もよく将来を有望視されていた強力アップカミング俳優だったヴィヴェックはシッダ君に勝ってるな、と。(今どうしてるんでしょうかねぇ、とWikiを見ると次回作が【7G Colony】。これってサウスの【7G Rainbow Colony】のリメイク?【Bommarillu】も【Happy Days】もヒンディーでリメイクされるらしいけど、女優さんだけでなく作品も南から北に流れるようになって来てますかねぇ、今)

タミル版の方は比べると、良く言えばより自然、悪く言えば地味、って感じでしょうかね。
ま、目玉焼きを塩コショーで食うか、醤油で食うか、ケチャップで食うか、とんかつソースで食うかの違い見たいなもんでしょうか。お好みでどうぞ。

あ、音楽はいいと思いますよー(私はね)。私は特にシッダカップルがらみの疾走感のあるちょいとテクノチックな奴が特にお気に入りなんですが。(他の曲は実はどうでもいいということは内緒)

で、
チョコレートボーイなマダヴァン
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あまりの変貌振りにファンが悲鳴をあげたという【Aayitha、、、】でのマダヴァン(向かって左の長髪は妻役ミーラちゃん)
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別の意味でファンが悲鳴をあげつづけているらしき、その後膨張する一方のマダヴァン
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ヒンディー版との比較(タミル、ヒンディーの順)

スーリヤのおっちゃんと女
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ムッシュー”カージョール”デーヴガンと女
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チョコボールと”私”のミーラちゃん
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若バッチャンと声がハスキーなラーニ−
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ビーチで爽やか、シッダ君とトリシャ
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迷走前で変な顔になる前のヴィヴェックといつ見ても顔のでかいカリーナ
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>スーリヤのおっちゃんと女

「女」て。
 
カーヴェリ
2009/01/20 19:48
おやカーヴェリさん、こんなところにもコメを

え!?
良いんじゃないっすか、彼女の場合これで
Piyo
2009/01/22 00:33

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