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zoom RSS 【Striker】

<<   作成日時 : 2010/12/25 21:51   >>

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【Striker】

監督:Chandan Arora
出演:Siddharth、 Ankur Vikal 、Anupam Kher、 Vidya Malvade、Seema Biswas、Padmapriya、Nicolette Bird、Anup Soni、Rajendra Gupta、Aditya Pancholi、 Sitaram Panchal、Pushpendar Sain、Kuldeep Sareen、Ashok Beniwal、Usha Jadhav、Prakash Khandelwal、Bhavya Ghandhi、Priyanka Shah、Rishab Sharma、Sharmila、Naushad Lari、 Vikas Mehotra、Varsh Bhatnager、 Middat Khan、Murari、Iqbal Merchant、Shradha Naval、Anjum Nawaz、Krishna Tiwari、Shyam Lal
音楽:Shailendra Barve 、Vishal Bhardwaj 、BlaaZe、Prashant Ingole、Yuvan Shankar Raja、Shri(BGM)、Amit Trivedi

2010年ヒンディー語


[あらすじ]

ムンバイに帰ってきたスーリヤ(Siddarth)だが、自宅のあるMalvani地区は暴動が起きたとかで警官に封鎖され入れない。どうやらムスリムとヒンドゥの対立が激化したようだ。
警官の目を盗み隙を突いて家族安否のために自宅へ走るスーリヤ。彼の脳裏にはこれまでの人生が走馬灯のように駆け巡る。

兄についてカロンクラブに出入りし、その魅力に取り付かれ練習に励む日々、儚く叶わなかった初恋、地元ヤクザ ジャヒールとの確執とカロンハスラーとしてのそれに対する対抗、母と兄の批判、姉の結婚、、、、、
幼馴染の死をきっかけにハスラー稼業から足を洗いそして結婚、、、、、

カロン全国大会で優勝して帰ってきた彼の目の前に横たわるのは、暴動によって命を失った姉夫婦の遺体だった。
そしてその姉夫婦の死の裏にジャヒールが絡んでいることを知った彼は、、、、、


*************************************


DVDに付いているメーキングフィルムによると、チャンダン・アローラ監督はムンバイのゲットーを描写したかったらしい。ひしめき合うように建てられた家々、狭い路地、貧しくも決して不幸ではなく活気ある生活を営んでいる人々。
(ここで彼の言う”ゲットー”とは、映画中に”住民の90%がムスリム、10%がヒンドゥのMalvani地区”と紹介されるので、単にスラムと言う意味ではないの?)
また、映画冒頭には”実際にあったある話が元にされている”とも出る。
そして背景として、1992年のアヨーディヤーにおけるバーブリー・マスジット事件に端を発するコミュナル暴動を取っている。

こういう所を見ると、メッセージ性の強いリアリズム主義的社会派映画のように見えるが、そうではない。
あるカロンプレーヤーの半生を軸に、その時代、その人々、その心情、その社会を淡々とある種の”叙情性”を持たせながら描いている。
ここでのキーワードはこの”叙情性”かも知れない。
それはある種の被膜のように感じる。
登場人物達の感情が激烈に直接的に私たちに伝わるのではなく、この被膜を通してじわっと滲み出るように伝わせる、これら感情をより純に蒸留させて透過させるような被膜、甘ったるいノスタルジーではない結晶化された感情を伝えるような叙情性。
そこには音楽も大きく貢献していると思う。ソングだけではなくBGMも。
非常にシンプルな音構成にもかかわらず、各音パートがそれぞれを引き立てるように構成され、透明感溢れながらも非常に充実した音の感触になっていると思う。(調子の良い時の坂本龍一的と言ってしまっていいのかなぁ?ちなみに調子の悪い教授はすかっすか。それにしても音楽ディレクター誰なんだろ?各ソング、BGMすべて異なる作曲家に頼んでかつこれだけ纏め上げるなんて。CDにはアルバムプロデューサーとしてシッダ君とアローラ監督の名前が挙がってるけど。)

1992年のコミュナル暴動の時期を背景にとっていても、宗教がどうの人道がどうのみたいなことはアローラ監督は言わない。
以下、主人公のラストシーンのモノローグ。

Farooque claimed Jaheel's Killing as an encounter

Ma says that I saved Malvani

I don't think so

I just saw my sister's body and killed a person in that rage

I don't sleep the nights I think about it

And then, I tell myself that a lot of people could've died

a lot of people didn't burn


市井の人々のありのままの姿とありのままの感情をなんの衒いも無くありのまま描写しているようで、ありのままの”素”の人間を知った時の監督の感動が巧妙な手法によって現されているように感じた。


補足:
この映画の製作記事が出たのは確か2007年終わり頃か2008年始め。
2008年終わりか2009年には公開になってもよさそうな感じだったが、最終的に劇場公開は2010年2月だった。しかもYouTubeにてのフルムービー公開も同日。いろいろと見ても、制作とかStudio18とIndian Filmsが絡んでるのは分かっても 今ひとつどういうことか良く分からない。ちなみに私の持っているディスクは版元がディズニー。
元はIndian Filmsが制作だったが途中で倒産し吸収されてStudio18と変名再出発、監督が残りの資金をかき集めて何とか完成させてStudio18で配給、Studio18はインディーズのためあまり多くでの劇場公開は期待できなかったためYouTube配信、というところか。
ディズニーからのDVD発売は、シッダ君のテルグ新作【Anaganaga O Dheerudu】絡みだろうか。




前から思ってたんだけど、シッダ君てちょっと寄り目気味というか、集中すると寄り目になるというか。
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パドマプリヤさん、期待したほど出番が無かったのだ残念。一人で飲み屋を切り盛りする肝っ玉姉ちゃん役。
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わしゃビリヤードよりカロンの方が面白そうだと思う。
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初恋は淡い雪のようでした。
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古きよき下町
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ちなみにシッダ君の歌う”Bombay Bombay”ソング、作中では使用されず。
こういうビデオがあるが、映画公開が決まってからプローモーション用に撮られたみたい。




こちらメーキングオブ




しかーし!一番びっくりしたのはこの映画の登場。数日前ひょんな事からこの”スッパマンダンス動画”にぶち当たって「絶対B級物ぉ〜」と爆笑してたのだ。(某所では紹介すらした。)
88年か89年のヒット作らしいが、なんて映画?是非見たい。
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こちらその動画。あぁ癖になりそー。(ボリもかつてはこんなに元気があったのねぇ。白い歯がきらりと光るバックダンサーおっちゃん’sも健在だし。)







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