ドミドミ日記

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zoom RSS 【散髪屋の友人】全4リメイク作品

<<   作成日時 : 2011/01/24 05:33   >>

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【Kadhaparayumbol】

監督:M. Mohanan
出演:Mammootty、Sreenivasan、Meena、Innocent、Mukesh、Jagadish、K.P.A.C. Lalitha、Salim Kumar、Jasveer Kaur、Kottayam Nazir、Suraaj Venjarammoodu、Mammukoya、Shafna、Augustine、Sadiq、Vettukili Prakash、Jagathi Sreekumar
音楽:M. Jayachandran
2007年 マラヤラム語


【Kuselan】

監督:P. Vasu
出演:Rajnikanth、Meena、Nayanthara、Pasupathy、Livingston、Vadivelu、Soundarya Rajinikanth、Geetha、Tanikella Bharani、
音楽:G. V. Prakash Kumar
2008年 タミル語


【Kathanayakudu】

監督:P Vasu
出演:Rajnikant, Jagapati Babu, Nayanthara, Meena, Mamata Mohandas, Ali, Dharmavarapu,Tanikella Bharani、Santhana Bharathi、Suneel、MS Narayana, Kondavalasa, Rajitha, Geeta
音楽:GV Prakash Kumar
2008年 テルグ語


【Billu Barber】

監督:Priyadarshan
出演:Irrfan Khan、Shahrukh Khan、Lara Dutta、Om Puri、Rajpal Yadav、Asrani、Kareena Kapoor、Deepika Padukone、 Uday Atroliyer、Ahsan Bakshi、Ashwini Bhatt、Sunil Bob、 Priyanka Chopra、Pratik Dalvi、Jagdish、Manoj Joshi、Rasika Joshi、Vineet Kapoor、Mitali Mayekar、Rushi Mistry、Lalit Parashar、Atul Parchure、 Kanchan Rawat、 Shankar Sachdev、Rishikesh Sharma、Chirag Vohra、Ameya Wagh
音楽:Pritam Chakraborty
2009年 ヒンディー語


先日やっとドイツ版【Billu Barber】を買ったので、【散髪屋の友人】(と、勝手に邦題)、マラヤラムオリジナルからヒンディーリメイクまで一気に全4作を鑑賞。


<あらすじ>
片田舎の村で散髪屋を営むバラ(タミル/テルグ語でバル、ヒンディー語でビッル)、向かいに新規開店したモダンな理容サロンに客を取られて閑古鳥が鳴いている。子供の学校の授業料はおろか、そのひの食費にも事欠く毎日である。
そんなド田舎に国内きってのスーパースター アショク(タミル/テルグ語でもアショク、ヒンディー語でザヒール・カーン)が映画のロケにやって来た!
かねてから自分の子供たちに、「スーパースター アショクは幼馴染」と話していたバラ、この話があっという間に村中に広がり、いろんな人々がアショク会たさにバラのところにやって来る。
アショクはもう自分のことなど忘れてしまっているだろうと思っているバラは、彼とコンタクトを取ろうなどと毛頭考えていないが、周囲の人々の強要同然のプレッシャーに押されて何度か接触を試みるも失敗。
村人全員が、アショクを呼べないバラを嘘つき呼ばわりし村八分にしだした頃、学校の祭典に招待されたアショクがスピーチしたのは、幼馴染のバラの話であった。


<全4作を見ての総括>
私は決してオリジナル至上主義者ではないが、トータルとして見るとやはりマラヤラムオリジナルが一番良いか。
タミル以降版での、大げさなスーパースター登場シーン/ソングや大掛かりな劇中劇の映画撮影風景シーンの挿入には反対しない。それによってインド映画定番のダンスシーンが挿入できるわけだし、娯楽映画としては観客に対するこういう(美人ヒロインを含めた)サービスは必要だし、特に映画本来の筋を邪魔する物でもないから。
マラヤラム版を一番評価する理由は、その無駄の無いシンプルな台詞と台本そして演技者の所作。それが程好い進行を促し、また各場面、登場人物の性格付けを明確にし雰囲気を良く表し、大きな効果をあげていると思う。タミル以降版ではくどい説明風な台詞と動作が多く感じる。
マラヤラムオリジナル版で一つ残念に思うことは、ラストでの幼馴染再会のシーンでハグが無いこと。ここはやはりハグが一つ欲しいなぁと思っていたら、タミル以降版ではやってくれた。このハグシーンはヒンディー版が一番良いと思う。
基本的にタミル以降のリメイク版はすべて、オリジナル+スーパースターをよりフィーチャーして大掛かりなダンスシーンを挿入、というところで、【踊り子取り憑き物】のような大掛かりな改変は無い。


では各言語版各々についての感想

<マラヤラムオリジナル版【Kadhaparayumbol】>

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すべての役者が適材適所、可もなく不可もなくすべてが好演。
配役に手抜きが無いというか、小さい映画産業だから端役にも実力のある役者を使えるのは、マラヤラムの強みかな。見てる者にとっては至福。実際当地で活動している俳優さんにとっては大変なんだろうけど。
上にも書いたけど、ラストに”ハグ”が無いのだけが、個人的に残念。


<タミルリメイク版【Kuselan】>

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作中に”スーパースター”が出てくるので、本当に本当の”スーパースター”で作っちゃえ、という簡単な発想だったのだろう、、、、、、、と思う。
”スーパースター”が”スーパースター”を演じるので、そこはやはり観客に媚びなくてはならず、主役ではない”スーパースター”を大きくフィーチャーして”スーパースター”映画に作り直した物、ってところか。
結果、そのために本来の主人公の存在がぼやけて(主人公を演じたパシュパティさんは好演なのだが)、映画として何かもう一つ分けのわからない感じに仕上がってしまったか。
この映画のいい点は、そういう風に焦点がぼやけても最後に大泣きさせられる場面があるので、そこでそれまでの不具合がチャラになってしまえるという所。(ま、オリジナルライターのシュリニヴァーサンとムケーシュさんが凄いということになるんだけど)
スーパースター登場シーンでは、MGRとか過去のスターに敬意を表して(?)それらの場面が挿入。
そこに何故か現役陣からスーリヤのおっちゃんだけフィーチャー。


<テルグリメイク版【Kathanayakudu】>

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これは幾つか配役をテルグ俳優に差し替えて、タミル版と平行して同監督が撮影した物。
なのでタミル版と基本的に同じと考えても良いのだが、少々顔ぶれが違うだけで、だから内容はタミル版をほぼ変わらないだろうと思うのは、しかし大間違い!(実はそう思っていたのは私。主人公がパシュパティかジャガパーティのオヤジかの違いだけであろう、と。タミル版を見てからなんか違う気がして、これだけオンラインムービーで探し出してきて見た。)
コメディアンが総入れ替えで、コメディーシーンが全くの”テルグコメディー”に大変身!
これが良い!!
これだけでヴァスー監督の度量ってすげぇのかな?と思ってしまう。
が、コメディーシーンの撮影は、アウトラインと必要最低限の台詞だけをコメディアンに与えて、後は自由にさせるのではないだろうか?
テルグコメディアン万歳、というところである。
このコメディーシーンが先んじてる分だけ、タミル版より評価は上。
スーパースター登場シーンではタミル版同様NTRをはじめとする過去の大スターの場面が入るかと思いきや、チルさん、ナグさん、ヴェンキー、+プリンス・マヘーシュにNTRジュニア登場。
現在テルグのスター層の厚さを物語るか。

<ヒンディーリメイク版【Billu Barber】>


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内容がわかりやすいのでドイツ語吹き替えで見始めたが、話し声と言葉が違いすぎて他の版と比べにくいので言語+ドイツ語字幕で見る。
これは、スーパースター挿入の感じはタミル/テルグ版と同様、コメディー部分はマラヤラムオリジナルよりもさらに”筋”に溶け込ませて分担/分散、タミル/テルグ版で切っているマラヤラムオリジナル部分を取り上げたり、キャラクター設定をオリジナルとも全リメイクとも変えたり、どれにも無いエピソード入れたり、ある面一生懸命にリメイク。
(オープニングクレジットはタミル/テルグ版を踏襲、アレンジ。こっちの方が良いな。)
これだけを一番最初に見ると結構良い映画だなぁって思えるかも。上3作を見てしまうと、、、、、、、、
プリヤン先生がボリを馬鹿にしてるって論があるけど、、、、、、、本当にそうかも知れない、、、、、、、
夕暮れとか夜景の光の使い方はとてもきれいだった。
スーパースター登場シーンは、もちろんシャールクの各ヒット作の場面が挿入。


それでは各主要登場人物別に。
<主人公の理髪師 バラ/バル/ビッル>
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マラヤラム版:Srinivasan
タミル版:Pasupathi
テルグ版:Jagapathi Babu
ヒンディー版:Irfan Kahn
これは総じてどの版でも皆実力派の芸達者を配して素晴らしい。
情けない奴を演じさせたら第一人者のマラヤラム シュリニヴァーサン。ぴか一です。
タミル版のパシュパティさん、シュリニヴァーサンと差をつけたかった?好演だけど、役の理解に対してちょっと不思議なアプローチをしてるっぽい。
テルグ版のジャガパーティ・バブーさんは、パシュパティさんと同じ設定の立ち位置ながら、こちらはより自然な感じ。
ヒンディー版のイルファン・カーンは、タミル/テルグ版の二人よりはマラヤラムのシュリニヴァーサンにちと近い感じか。

<主人公の妻 シュリデーヴィ/ビディヤ>
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マラヤラム版:Meena
タミル版:Meena
テルグ版:Meena
ヒンディー版:Lara Dutta
ま、ね、マラヤラム/タミル/テルグとミーナちゃん一人で全部やっちゃってるからね、南VS北でしょうか。
ミーナちゃん、最高です。良いです。こんな妻、誰でも欲しがるでしょう、きっと。いやいや、演技も最高だと思います。
ヒンディー版のラーラ・ダッタ(ドゥッタの方がいいの?)さんも良かったと思います。
ただ、南版での、ちょっとおっちょこちょいで3人も大きな子供がいるのにいまだに純粋に旦那様を愛していて彼の良き理解者的な可愛い奥様と違って、北版は倦怠期も過ぎて家庭生活が惰性に入ってしまったような夫婦像な設定なのがね、まぁこれも現実的なんだけど妻にまで責められて主人公がちょっと可哀相かな、と。(妻が冷たい分、理髪店のとなりの茶屋の親爺を主人公に見方に設定して他版よりクローズアップ。)

<スーパースター アショク/ザヒール>
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マラヤラム版:Manmooty
タミル版:Rajinikanth
テルグ版:Rajinikanth
ヒンディー版:Shahrukh Khan
どの版もまぁ順当な配役でしょう。
マラヤラムのマムッティー様が、一番”役”として客観的なスーパースター像を演じている気がしますね。
PTAの親爺に対する率直な態度の辺りとか、スピーチでバラのことを思い出して自然と泣く所、そして聴衆に対して「Sorry」と言わない所、ラストシーンの主人公の家に現れる様もナイス。
後の3版は、多かれ少なかれ実際の役者としての当人のパブリックイメージを踏まえて、というかそれを損なわないようにかつより貢献するような設定が目に付くのがちょっとくどい感じ。仕方ないんだろうけど。
ヒンディー版シャールクの場合は、登場の仕方とかほとんど笑いすれすれというか嫌味すれすれというか皮肉すれすれというか、いろんな意味で。最後の主人公の家訪問のシーンは、個人的にはこのシャールク版が総合的に一番好きかも。マラヤラム版は一つハグ欲しいと思うし、タミル/テルグ版は、、、、、、、ちょっと、、、、、くさい。

<ライバル理髪師 サラサン/シャンムガン/マダン>
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マラヤラム版:Jagadeesh
タミル版:Vadivelu
テルグ版:Sunil
ヒンディー版:Jagadeesh
マラヤラム版ジャガディーシュさん、モダンだけど、キザで嫌味で狡い策士なライバルを好演。
タミル/テルグ版ではこの役をコメディーシーンの中心に据えて大きくクローズアップ。
ヴァーディヴェールが好きかスニールが好きかは各人の好みだろうが、私はスニール派。
ヒンディーはマラヤラムから引っ張ってきたジャガディーシュさん。が、その意味が大して無いようなうすーいライバルの扱いなので論じること不要。かつジャガディーシュさんと見分けが付かないようなスタイルをさせられている。
ディスクに入っている”Deleted Scenes”を見る限りでは、割にマラヤラムオリジナル版を踏襲する予定でのジャガディーシュさん起用みたいだったが、最終段階でカットされてしまったようだ。残念。


<コメディアン達>
一番エネルギッシュで元気がいいのはテルグ版。
テンポ良く速い間合い、阿吽の呼吸、それだけで笑わさせられます。テルグのコメディアンの充実度が分かりますねぇ。
設定的には同じながらもギャグとその手段が違うタミル版。
はっきり言って冗長、不慣れ感があってテルグより落ちる。
ヴァーディヴェールさん一人だけでがんばってもなぁ、、、、。
ヒンディー版はコメディアン居ないも同然なので論外。
マラヤラムオリジナルはいつもの高水準を保ってて安心。
イノセントさんがおいしー!


こんなところどすぅ。
とにかく良い映画。
どの版を見ても、最後は泣ける。


こんなスチールが出回ってるところを見ると、マムタ嬢、割とちゃんとした役の予定だったのねぇ。
カットされて一瞬だけの出演になってかわいそー
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おぉ!ソーヌ・スード特別出演か!!
と思ったら、シャー様だった、、、、、
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