ドミドミ日記

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zoom RSS 【Chinnodu】

<<   作成日時 : 2011/06/23 19:45   >>

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【Chinnodu】

監督:Kanmani
出演:Ali、Raghu Babu、Brahmanandam、Chandramohan、 Rajeev Kanakala、Venu Madhav、M.S. Narayana、Sivaji Raja、Dharmavarapu Subramanyam、Surekha Vani、Sumanth、Charmy、Rahul Dev、Ramaraju、Vinay Prasad、Balayya、Madhavi、Malladi Raghava、Raja Sridhar、Naini、YV Ratna Kumar
音楽:Ramana Gogula
2006年テルグ語



天下無敵のゴジラ級スーパーヒーローよりも、スマントにはこういうちょっとヘタレで陰のあるヒューマンな役の方がやっぱり似合うと思う。


どどぉ〜ん!とスーレーカヴァーニさんの出産シーン。それも刑務所内。
いきなり「えぇー!」って始まりで「こ、これは!?」と期待度120%の冒頭。
これでつかみはオッケー。
そのまま服役しながら子育てのスーレーカヴァーニさん。「えーっと、こういう場合は生まれてすぐに孤児院とか別のところで養育されるんじゃないの?」と言う突っ込みは無し。男児はすくすくと育っていきます。
この辺で誰が主人公か分かりますね。
そしてスーレーカヴァーニさん、病死。すっかり赤ちゃん(このあたりで2歳ぐらい)に情が移ってしまった看守が、孤児院に引き渡せなくて自分で養育します。
何故妊婦のスーレーカヴァニさんが服役してるのかとか気になりますが、下手に説明なんかしてぐだぐだにするよりはテンポ良く筋運びされてグッド。

養育先では”身元も分からない女囚の子”ということでおじい様には嫌われますが、看守夫婦に愛されその子供達とも和気藹々という幸せな主人公の少年時代が描写されます。
インド映画出時々こういう身元の無い子を家族同様に引き取る話出てきますが(売り飛ばされるとか労働させられるとか不幸な場合もありますが)、インドの社会ってそういう風潮なんでしょうか。大人でも「それならまぁまぁ家に居なさい」って他人でも大らかに面倒見照るような場面も結構見かけるのですが(勝手に押しかけてきて自然に住み込んじゃう場合もあるけど。)。 てか、日本もその昔はそんな感じだったか?社会福祉が整うともちろん良い事一杯ですが、「そういう場合は児童相談所に行って」、「こういう場合は社会福祉課に行って」と、↑のような人情が廃れますかね。(勝手によその子を引き取ったりすると逆に問題になっちゃいますね。)

そんなある日看守の弟(結婚して無いので多分弟、これも警官)が、他地での派遣勤務期間が終了したのか実家に戻ってきます。そしてこの弟はこの主人公君を思いっきりハブンちょ。意地悪さえします(子供相手に大人気無い)。
ここで母ちゃんが溢れる愛情でフォロー。こういう”飴と鞭”というか主人公の幸不幸のバランスは偏りが無くていいです。
そんなこんなありますが、まぁ基本的に幸せな日々を過ごす主人公。
で、す、が、
この意地悪弟おじさん、家で殺されてしまいます。横には凶器の花瓶を持った主人公君が手を血まみれにして立っています。
はい、少年院行き。
やっぱり蛙の子は蛙という雰囲気が家族内で流れる中、一人訳有りな感じの母ちゃん。
伏線ですね。私は弟おじさんが兄嫁を手篭めにしようとしたところを主人公君が助けたと思ったのですが、真相は後ほど。

で、スマント君登場。
少年の少年院時代も描写されるのですが、でもいきなり成体に成長するので、この主人公、上の事件をきっかけに結局は務所入りを繰り返す人生を歩んでいるのか?と思いましたが、10年ぐらいずーっと居たんですね、務所に。少年院で成人になって成人刑務所に移されてたんですね。
ま、こういうところはお約束で”無法者”の世界。弱肉強食です。
そしてお約束通り主人公は怖いもの無し天下無敵のスーパー番長に育っております。
(ここで”負け犬”になってると話し続きませんから。)

そしてやっとこさの出所。
お土産かかえて懐かしの養父母の元へ向かいます。
「りーんりーん」
ドアベルを鳴らしてまず出てきたのは妹(血は繋がってません)。
「あんた誰?」
仕方ないですね、10年ぐらい会ってないんですから。小学生だった妹も今はOL。
わらわらと他の家族が出てきます。兄ちゃん(もちろん血は繋がってません。ラジーヴ・カナカラさん)はすでに警官になって結婚して子供もいます。
父ちゃん母ちゃんはさすが見分けてくれましたね。懐かしさに感動してうるうるする母ちゃんとは反対に、父ちゃんは「お前みたいな奴は知らん、家とは一切関係ない人間だ!」と主人公の手を引いて列車の駅に捨ててきます。
。。。。。。主人公、犬や猫じゃないんだけど。。。。。。。。

ここまでが前半の前半というところ。長さもテンポも程よく筋が運び、なかなかいい感じです。
この断絶した家族との和解というか、まぁ再結が主軸ということが良く提示されました。
主人公のせつなぁ〜い背景が脳裏に刷り込まれて、見てる人はもう皆スマントに母性愛感じちゃうでしょう。
またスマントもこういうせつなぁ〜い感じが似合うんだな。(私生活でもこうやって切なさ装ってナンパしてるのかと疑っちゃいます。)
あ、ここまでに主人公、務所で因縁のあったチンピラと一戦交えてアクション披露しております。
これで主人公に絡んでくる悪役提示もオッケー。それにしても悪い奴ってやられればやられるほど因縁残しますねぇ。

刑務所で伝手があったのか、スマント君、家族に拒否されても転がり込むところはあったようです。
ここ、どうやら駅前の貸しバイク屋のようです。今気が付きました。字幕無しディスクなので今になって脳内補完完了ですか。
翌日この貸しバイク業にいちゃもん付けて来たオートリクシャーの集団を一蹴して、はいスマント君、一気にここ一番で頼りになる町のお助け番長に決まり!
普通なら市場辺りでもう2,3チンピラをやっつけて、もちっと段階踏んで、もちっと無敵振りと格好良さを提示して、観客に「すっげぇー!かっくいー!」と思わせて町のヒーローになるんですが(そこで遺恨を残す宿敵提示にもなるのですが)、見栄の切り切れないスマント君でそれをやると逆効果になるかもしれないことを監督は良くご存知だったと見受けます。スマント君の場合はこうあっさり行って正解。

はい、ここでやっとこさ1曲目

この曲(動画4分過ぎぐらいからかな)、なかなか面白い作りです。
第一部でパワフルにスマント君のヒーロー度を印象付け、務所での盟友ヴェーヌ・マーダヴの登場第二部でラテンのリズムでライトコメディー風とガラッと変わり、コーダはこの二つが融合されて少々カオス的に盛り上がってフィナーレ、ってな感じ。

そしてヒロイン チャルミ登場。スマント君の住む家の上階に引っ越してきました。
ロマンスの前にコメディータイムですね。セクシーだけど健康美満載のチャルミと、プレイボーイだけど本気でカマトトになれるスマント君だからブラジャー手にしてコメディーなんて成り立ちますね。これが鱈子&ナグさんだと一気にベッドシーンですか。
ここでチャルミがスマント君の妹と友人てことで絡み提示もオッケー。
↑に出てきた悪役、ちょっと頼りないなぁと思ったら、やっぱりいました本命が。
でたぁー!相変わらずネトネトギトギト蛇のようなラーフル・デーヴさん。
しかしこれじゃぁスマント君の相手としてはヘビー過ぎるんじゃないかなぁと思ったのですが、この監督結構人の使い方が上手いですね、登場回数とかキャラの濃さとか手下等の付随オプションの量を上手く操作して、二人をバランス良く調和させてます。

スマント君が実は町のスーパー番長ということなんか全く知らず、アッシー君代わりに顎で使たりするお惚けチャルミ。買物帰りに(スマント君は荷物持ち)乗ったボートから落ちて二人ずぶ濡れになった所から、ろ〜まんすのはじまりどすぅ。水に濡れると”ろ〜まんす”というインドの規定はどこでも絶対に外れませんねぇ。
この映画のどのダンス/ソングシーンでもそうなんですが、スマント君楽しそうなんですよねぇ。ここのラヴデュエットも爽やかでのりが良くて楽しそうでナイスです。

ろ〜まんす進行。でもスマント君の戦う番長ぶりを初めて見てチャルミショーック!スマント君の家族に会って彼の過去を聞いてダブルショーック!!
そこでヴェーヌ・マーダヴからスマント君の切ない過去を聞いて、ろ〜まんす一層深まります。
ろ〜まんすが一層深まったのでラブデュエットも一層深まった海辺での濡れ濡れソング。
普通ならここで二人海に入ったり水しぶき浴びたり本当にびしょびしょ濡れ濡れになるのですが、ここでは濡れてるのはチャルミの髪だけ。監督、抑えた演出です。その真意は分かりませんが、こうやって抑え気味にして爽やかさを残してファミリー向け映画が狙いなんでしょうか。アクションでの血飛沫どばぁも控えめですし。私はこういうの好きです、特にスマント君だと。

この後ぐらいから緊張感が高まってきます。
兄ちゃんラジヴ・カナカラさん、スマント君を娘の誕生パーティーに招待に来ます。
やっと家族に受け入れてもらえると、プレゼント一杯持って喜び勇んで誕生パーティーに行くスマント君。
しかしパーティーは終わってます。
警官の兄ちゃん、ラーフル・デーヴの右腕の一の子分を検挙したいのだが、自分では力不足なのでスマント君に援助を頼みたかっただけなんですね。ここでスマント君が涙するのは、「お前を家族の一員として受け入れる気はさらさらないが、でも家族の一員だから困ってる私を助けるのはお前の義務だろ。」みたいな勝手なことを言われたからじゃないでしょうかね。
心優しいスマント君は兄ちゃんの言うことを聞いて手助けしてあげます。

そしてその右腕一の子分の裁判。
死刑でも判決されたんですかね、その妻(右腕子分その一の妻はラーフル・デーヴの妹)やラーフル・デーヴの驚きや悲観振りを見ると。
普通ならこういう悪役のボスは警察にも政治化にも強力な子飼いがいて、裁判になっても軽判決、保釈金払ってあっという間に解放っていうのがパターンですが、ここでは全く無力なラーフル・デーヴ。この小物さがスマント君のヒーローとしての軽さとバランス取ってますね。
ま、だからこそこの右腕一の子分が警官の銃を奪って逆上して射殺になり、クライマックスで盛り上がるためのスマント君とラーフル・デーヴの遺恨になって話が進むのですが。

あ、この間にアリーがスマント君の恋敵として登場します。
ま、アリーなんでね、どういう役だろうが出てきたときからコメディー要員という事は自明なので、スマント君とチャルミのろ〜まんすは安泰なのですが。

そして始めに出てきたちょっと頼りなさめの悪役その一がスマント君を倒すために、ラーフル・デーヴの所へタッグを組もうとやってきます。
ダブル悪役でスマント君ピィーンチ!
、、、、、、
そんなことなかったです。この悪役二人、あんまし策士ではないようです。持ち技は、戦闘員の大量投入と「進めー!進めー!」の掛け声だけの二百三高地法のみのようです。(偉い所は、自分でもちゃんと戦うところ。)

クライマックスはスマント君の妹の結婚式。

あ、この前までに「もう暴力は振るわないと約束したのに破ったのね!そんなうそつきは嫌い!さよなら!!」とチャルミはスマント君の元から去って行ってました。(スーツケース一個で引っ越してきたのに、出て行くときはトラック満載のチャルミ。元からあった備え付けの家具とか全部自分のものにしたのでしょうか。)

自分の妹が寡婦になったのと同じ思いをスマント君にさせてやる!と、新郎を殺害すべくこ手下とこの結婚式に忍び込むラーフル・デーヴ。
そんなことは全く何も知らずお祝いに来るスマント君。
それを見てびくびくするラーフル・デーヴ一家。
スマント君、父ちゃん兄ちゃんそして新婦の妹からも罵倒されて追い出されてしまいます。
ほっとするラーフル・デーヴ一家。
何か足りないものがあって外にちょっくら買いに出る兄ちゃん、悪役その一の暴漢に襲われます。
もちろんスマント君、助けに間に合って登場です。(なぜか分からなかったけど、ラーフル・デーヴ一味のラーグ・バブーさんがボスを裏切ってスマント君にタレこむんです。)
「ここは俺に任せて兄ちゃんは式場にもどれ!」
スマント君、悪役その一一味をあっという間に一掃。この悪役その一一味、毎回こうですね。スマント君と対決してはいつもあっという間にやられて、でも懲りずに毎回同じ手で襲ってくるんですから。

そして結婚式場ないではラーフル・デーヴ一味が襲ってきました!
もちろんスマント君、間に合います。でも、こっちの方は悪役その一一味よりちと手ごわいですね。
ちゃんちゃんばらばら、どっすんばったん、阿鼻叫喚に襲われる結婚式場。
新郎がラーフル・デーヴの刃にかかろうとしたその瞬間、ラーフル・デーヴの腹に深々と刺さる凶器。
その凶器を持つは新婦。スマント君の妹です。

本当のクライマックスはこれから。
呆然とする妹を静かに諭すスマント君。
「その凶器を僕に渡しなさい、僕がやったことにするから、僕にはすでに前科があって一人も二人も同じこと。でも君にはこれから新しい人生が待っているんだから。」
ここで母ちゃんが雄たけびます。はい、もう分かりましたね。
「あんた!また人の罪を被ろうっていうの!!私のときだけで十分だわよ!!!」
そうです、スマント君が少年院に入ったのは、実は母ちゃんの罪を代りに被ったからなんですね。
不届き者のおじさん弟はある朝義姉に襲い掛かったんですね。母ちゃんそれから逃げるために花瓶で殴ったら、おじさん弟死じゃいました。それを見ていたスマント君は、とっさに母ちゃんのために自分がおじさん弟を殴り殺したことにしたんですね。
家族みんな衝撃の真実を聞いて涙涙です。チャルミも「誤解してごめんなさい。」の涙です。
良いシーンです。私も素直に感動でウルウルしました。

結局スマント君は妹の罪を被って再び服役。
今回は正当防衛ということで刑期が短くすんだんですね。妹に生まれた子供を見ると3、4年ぐらいでしょうか。
今回の出所は家族皆で迎えてくれて、チャルミも待っていてくれてハッピーエンドでした。


私思うんですけど、このKanmani監督、映像で筋運ぶの上手いと思います。
字幕無しで見てこれだけ理解できたし、画の繋ぎとか展開とかでもその場の感情とか上手く伝えてくるなぁっておもいます。台詞の説明に頼らず、表情とか仕草でも分かるように役者に対して上手く指示してるように思います。

スマント君は、やっぱりあんましヒーローヒーローしてない方が良いですね。
それなりにちゃんと凄みとかの出せるんですけど、ちょっと陰のある風情とか繊細な感情の機微を出すとかの方が上手いですからね。これは当たり役だと思います。いつになく本人もなんか凄く楽しそうな感じもして、スマント映画出は一押しの部類ですね。
あとチャルミが相手役というもの良かったですね。この二人は相性の良さを感じます、お互い一緒にやってて楽しそうな。いやぁそれにしてもチャルミは好感度一杯の良い女優さんだと思います。

ただ今某所にダダ嵌りなのでその某所チックな記事になってしまいましたが某所の真似をしてみたわけでなくどっぷり某所モードなので自然と某所風になってしまったというか、、、、、、まどうでもいいや。



今回のスマント君の基本ファッション、カラフルタンクトップ。大概はこの上からシャツ着てるんですが、基本はこれ。
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こうやって父ちゃんから捨てられちゃいます、、、、、もう大人だけど
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海辺で楽しそうなお二人。
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撮影合間に楽しそうなスマント君
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スーレーカヴァニさん、務所で出産
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