ドミドミ日記

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zoom RSS 【Race】

<<   作成日時 : 2011/09/03 18:19   >>

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【Race】

監督:Kuku Surendran
出演:Kunchako Boban、Indrajith、Mamta Mohandas、Gowri Munjal、Jagathi Sreekumar、Sreejith Ravi、Geetha Vijayan、Baby Anikha
音楽:Gopi Sundar(BGM)、Vishwajith
2011年 マラヤラム語


2002年のハリウッド映画【Trapped(邦題コール)】と2007年のカナダ映画【Butterfly on a Wheel】のパクリらしい。
【Trapped】の原作はグレッグ・イルスの小説24時間(テレビドラマの”24”とは別物。)


ある日ニヤー(マムタ・モハンダース)風呂から上がると娘の姿が見えず、代りに二ランジャン(インドラジット)と名乗る見知らぬ男が居て娘を誘拐したと告げる。
同じ頃、バンガロールのホテルにいた夫のドクター・アビー・ジョーンもシュウェータという見知らぬ女に部屋に監禁される。

その間に誘拐されたアチュが喘息の発作を起こす。彼女は重い喘息を持ち2時間ごとに薬を飲まないといけないのだ。
犯人はニヤーに、娘に薬を渡す事を許す。つかの間の娘との再会。
一方娘と引き換えに要求された身代金を何とか工面した夫ドクター・アビー。
二ランジャンに報告すると、突然倍額に変更される。

トイレでライトを点滅させて隣人に助けを請おうとしたり、二ランジャンの酒に大量の高血圧剤を混入したりしてなんとか活路を見出そうとするニヤー。激情に任せて力ずくでシュウェータを取り押さえようとするドクター・アビー。
いずれも功を奏さず犯人の感情を逆なでしただけ。

ドクター・アビーが隙を見て友人にSMSで助けを請うたことがばれてすべてご破算。
友人の通報によって警官がやってくる前に、犯人はとんずら。娘の命の行き先も分からない。

自宅に戻ってきたドクター・アビーに二ランジャンは再接触。当初の3倍の身代金を要求。
電話の逆探知には成功したが彼を捕らえることは出来ず。
警察の介入によってこれ以上犯人の心情を逆撫でして娘の命が危険になる事を避けたいドクター・アビーは、身身代金の受け渡しを単独で行おうとする。

身代金授受完了。
娘はまだ戻ってこない。
ニヤーとドクター・アビーは二ランジャンにある家に呼び出される。

心臓欠陥を持っていた二ランジャンの娘、緊急に手術しなければ命は無いが多額の費用が掛かる。
手術には前払いが前提。
家屋敷すべての財産を処分して何とか費用を工面した時には、娘は亡くなった後だった。
今回の誘拐劇は、緊急を要する娘の症状に対し全くのビジネスライクで人情のかけらも見せなかったドクター・アビーに対する二ランジャンの復讐だったのだ。

二ランジャンは、娘を生還させる最後の条件として、翌日のドクター・アビーのベスト・ドクターの授賞の際に全くスピーチをせずひたすら泣き崩れる事を要求。

授賞式当日、ドクター・アビーは結局泣き崩れはせず、しかし自分がこの賞に値する人間で無い事を述べて受賞を辞退、貧しい人々を見殺しにしている現在の医療体制の改善を訴える。

が、
二ランジャンが残していったものは血まみれの娘の洋服だった。

すっかり打ちのめされて家に戻ってきたドクター・アビー。
その時娘の部屋からお気に入りのオルゴールの音が聞こえる。
部屋に横たわっている娘。
娘は無事戻されてきたのだった。

その時テレビから流れてきたのは、ドクター・アビーが支払った身代金と同額の多額の募金が、貧しさのために思うような治療が受けれない子供達のために寄付されたというニュースだった。


私は翻案元となった映画もその元となった小説も知らないので本当のところはなんとも言えないのだが、この手の作品で最も重要なのは、限られた時間内で犯人から与えられた課題をいかに速やかにクリヤーし、かつ主人公が以下に上手く犯人の隙をついて活路を見出していけるか、というテンポの良いスリリングな展開であると思う。そこをうまくクリヤーしてれば、犯人の素性や動機の謎解きは割りと二の次でOKである。
なので、見始めてすぐに犯人の動機などが何もいわれなくてもわかってしまうところは別に良いのだが、タイトルを【Race】と銘打ち、作中の台詞でも「これはゲームだ」などと言わせている割には、その”ゲーム”要素が無く(もしくはうまく生かされず)いつものマラヤラムの”まったり”調で、結局はこれまたいつもの”人情劇”が中途半端に介入してしまっていることがこの映画の失敗の原因だと思う。
長さはしっかり2時間半。ダンス/ソング、コメディー無し。サスペンスとしての筋としては穴だらけ。
現在のインドの医療システムの批判を中心に置いた人情劇に徹するか、スリリングなスピード感溢れるもっとコンパクトな全くの娯楽作品に徹するかどちらかにしておくべきだったと思う。

監督は多分自分では上手くインド風に翻案したつもりなのだろう。
カメラワークの斬新でBGMも効果的に使ったつもりなのだろう。
しかしそのインド風の翻案が妙に”演歌的”でこういう作品の命であるテンポを殺し、カメラワークやBGMの使い方もなんとなく(つまらなくなってからの)ラム・ゴパール・ヴァルマのチープな借用っぽくなっていることに気付かず、「ほぅ〜ら、俺って上手いでしょう。」みたいな小賢しさがどうも鼻についてしまう。
小手先表面だけの技術とファッションに一人勝手に酔った幼い自己満足的な監督による超劣化パスティーシュという感じ。


と酷評してしまったが、見所が無いわけでもない。
役者人は総じてさすがマラヤラム!という感じ。
クンチャコおぼっちゃまは一時の活動休止が功を奏してアイドルから完全脱皮。違和感無くパパ役も出来るような俳優にシフトチェンジという感じ。
マムタ姐さんも同じく。まだまだぴちぴちヒロインも出来るというところを残しながら、”ヤンママ”もOKという方向に上手くシフトチェンジ。
インドラジットは、まぁね、この人に思いっきり演技させると臭くて暑苦しくてたまらないのだが、そういうところは回想の若干部分に最低限抑えて、後は無人格的犯人像に徹しているところは、この部分では監督、上手く彼を使ったなと評価しておこう。
インドラジットの妻シュウェータ役のガウリ・ムンジャルさん、テルグのシュリカン映画【Kausalya Supraja Rama】 よりは上手く使ってもらえて、実は結構実力のある女優さんだということがここで判明。WIKIなどを見ると、いまいちメインルートが見つからず盥回しのように印度南四州を渡り歩いているようだが、これを契機に良い脇役女優として取り上げていってもらえないか期待する。
ジャガーティさんは言うまでもないだろう。この人が悪いお仕事する時ってあるんだろうか。
達者な子役が多い印度映画の例に漏れずここの子役も達者です。
BGMも褒めておこう。なかなかの出来と使い方です。


そして突っ込み2、3。
喘息の発作にコーヒーって本当に良いのだろうか?

犯人が掛けている公衆電話を突き止めたのは良いが、逮捕の為にサイレン鳴らしながらパトカーが来るって、、、逃げられて当然だな。

私服で尾行は良いのだが、乗ってる車がパトカーって、、、、、、、覆面尾行になって無いじゃん。


おぉ!忘れていた!!
この映画出の最大の見所は、
渋い捜査官役のシュリージット・ラヴィさんが見れるところ!
だと個人的に思ってたり。
堪能するって所までは出させてもらえてないのが残念。



きゃぁー!こんなかっくいーシュリージット・ラヴィさん、なかなか見れません。
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ヤンママ家族
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この人は結構ヴァンプとかツンデレな役が合ってるのかも。ガウリ・ムンジャルさん
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スクマラン兄はどうでもいい



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
すみませーん。
制服にはついつい反応してしまいます。
脇役なのにステキなスチールが出ているとは、
これをきっかけに今後捜査官役のオファーが
どんどんとあるかも!
あいや〜
2011/09/03 20:28
おぉ!そうだつた。
あいや〜様は制服に反応する方だった。

>これをきっかけに今後捜査官役のオファーが
どんどんとあるかも!

私もこれ、切に願いますぅ〜♪
Piyo
2011/09/04 05:39

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