ドミドミ日記

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zoom RSS 【Anaganaga Oka Dheerudu】

<<   作成日時 : 2012/03/10 07:27   >>

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【Anaganaga Oka Dheerudu】

監督:Prakash Kovelamudi
出演:Siddharth、 Shruti K. Haasan、Lakshmi Manchu、Harshitha、Ravi Babu、Vallabhaneni Ramji、Brahmanandam、Ali、Tanikella Bharani、 Sudarshan、Charan、Madhavi、Hari Teja、Subbaraju、Subbaraya Sarma、Ananth、Satyanarayana Kaikala、Subhas、John、Phani Eggone、Mahesh、Sunitha、Gunjan Bakshi
音楽:M.M. Keeravani、Koti、Suleiman Merchant (background score、as Salim-Sulaiman)、Mickey J. Meyer
2011年 テルグ語


さて、何から書こうか、どこから書こうか。
言いたいことは山ほどあるのだ。どれも文句ばかりだが。

メタ坊さんからは聞いていたのだ、「大したこと無いよ。」って。
なのであまり期待せずにいたのだが、

しかし

それにしても

まったく

ここまで

ばっきゃろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

な映画だったとは、、、、、、、


Z級としか言いようのない映画も見たし、出来はさほど悪くなくても良いと言えるほどでもなくかつネタにするものもなく「あぁ、つまんなかったなぁ。」で終わった映画も何本も見たが、
いきなりオープニングクレジットですでに見る気を失くしたテルグ映画というのは初めてだし、見終わってから「金返せ!」と思ったテルグ映画も初めて。
本作はそんな映画だった。
私が主演のシッダ君のファンで、なんのかんの言っても期待していて、結局は裏切られた気持ちになったから、
というのでは、、、、、、、、絶対にない!、、、、、、、、と思うのだが、、、、、、、
ま、いいや、
とにかくこの映画を見て「面白かった!さいこー!」と言える奴がいるのならお目にかかってみたいものだ。

それではまずは概要から。
製作はディズニー・インディアとテルグの大監督Raghavendra Raoの共同制作。(というより、Raghavendra Raoの持ってる制作会社と言った方が良いのかな?要するにインドで一般的な家族経営制作会社なんだろう。)
両者の出資率がどうなのかは知らない。
制作費7億5千万ルピー(15億円ぐらい?)というのはテルグ映画においてどのぐらいかは知らないが、とにかく大予算だな。
ディスクでの尺は2時間ちょい。
一応北米でも封切られたらしいから、それを見込んでの尺の短さなんだろう。(あわよくばワールド上映って腹だったんだろうなぁ。) 
そういうことで世界のファミリー映画ディズニーが絡んでいるので、バイオレンス/アクションシーンなんかも”縛り”がかかったんじゃないかなぁと想像する。(が、アメリカではPG-13指定になったそうだ。PG-13指定とは”13歳以下の児童には不適当な場面がある事を両親/保護者は良く理解した上で児童に鑑賞させることを許可すること”とかいう指定だそうだ。保護者同伴でなくてもいいらしい。ちなみにPG-13指定のディズニー映画はほとんど無くて【パイレーツ・オブ・カリビアン】ぐらいらしい。私は見ていてどこが13禁なのかは分からんが、通常のテルグ映画とは格段にアクションシーンが違うことは分かる。)
そのほかにも色々とディズニー側からあったのかもしれないとも思う。
ディスクの発売もディズニーから。(どうりで高いはず。新発値段が25USDぐらいのが半年以上過ぎてやっと半額まで落ちたので今回買ったのだが、通常のテルグディスクは新発料金がこのぐらいから。インド国内販売料金は99ルピーと書いてあるのでインド国内では普通の料金だが、通販元はアメリカなので、ディズニー本家絡みで安くは出来なかったと見る。こういうつまらない映画は、つまらないと言う評判が出回る前にとっととディスク発売してウッパラってしまわなきゃいけないと思うのだが、こういう面でもこの映画、資金回収し損ねてるのではないだろうか。それもヘタにディズニーなんぞが絡んだためではないか?)


そして本編。
英雄が悪者を倒してお姫様と世界を助けてでめたしでめたしという、まぁ良くある感じの神話/民話風ファンタジー・
アドベンチャー。
取り立てて目新しくは無いものなので、とにかくどきどきわくわく話が進行して、魅力あるキャラクターが出てくれれば良いのだ。
なので最初の”掴み”は非常に大事だと思う。
冒頭で、「なんだろ?なんだろ?何が起こるんだろ?」とわくわくさせて、一気に見る者を取り込まなくてはいけないのだ。

が!

掴みどころか、くっだらない擬似アメリカンコミック風のちんけな漫画絵をバックにオープニング・クレジットが延々と続くのだ。
はっきり言ってここで見る気をすでに失くしてしまった。
こんなオープニング、子供でも喜ばんぞ。というか、これは子供が喜ぶぞ!と監督は思ったのかもしれない。なんか映画のあちこちで監督がこういう勘違いしてるっぽいにおいがするのだが。
こういう”掴み”のところは、B級とは言え【Jaganmohini】 とか、何のかんの言っても【Chandramukhi】なんかの方がまだ良かったと思う。
そうそう、映画のテーマ的には本作(以下AODとする)とこの【Jaganmohini】 はいい比較対象だと思う。

はぁ、、、、、、

その後に続く本編の始まりは、魅力ある悪役 蛇女王の暴虐シーンでまぁまぁ良いのだが、もう遅すぎる。
ここに来るまでに見てる者はすでにため息ついて、気が萎えてしまってるのだから。

そして被害を逃れている村の風景。
この変なオブジェで作られている村。
こういう変な巨大オブジェは、インド映画ではソングシーンのバックで良く出てくるのだが、いつもは気にならないというか楽しく見れると言うか。
子供のための”ふぁんたじぃ”ってことなのだろうが、、、、、ここではなんかとほほ感しかない。
ここでも監督の勘違いか。

そして冒頭からここまで延々と紹介ナレーションが続く。
これなら映画見るより本読んでも変わらないんですけど。

そして、蛇女王の呪い(と言っておこう)にかかってこん睡状態に陥ってしまった村の子供たちを助けるために、ある子供の父親が”聖なる少女”を迎えに行くのだが、その父親と聖少女とそのボディーガードの英雄、大勢の子供達の命がかかっているのに、旅がのほほんちんたらし過ぎ。
蛇女王の追っ手がかかっても大したことないし、なんか平穏に3人歩いてます、な印象。
こういう旅路はもっと波乱万丈、危険と落とし穴が一杯、英雄も大活躍ではらはらどきどきしなくてはいけないのに。
見てると昆布茶でも入れたくなる。
カラス兄弟のところはちょっと面白かったけど。

そして英雄恋人と、彼が盲目になった理由のエピソード。
一発はっちゃけたダンス入れんかい!
女形のアリーももっとおもろく使わんかい!
殺陣も陳腐だし、というか撮り方まず過ぎんかい?なんか間延びしてるんだよなぁ。ま、全編ほとんどそうだけど。
カタツムリ型の家は、まぁいいかな。

結局聖少女が蛇女王に捕まって、後半はテンポアップしてちょいと良くなるけど、なんか普通でつまらん。
もっと秘技とか飛び道具とか魔法とか色々出てこんかのう。

というわけで、結局最後までなんかぐだぐだなノリの印象。


さてでは登場人物。
まずは主人公盲目の英雄戦士、言ってみれば世界を救う能力を持った女神の化身のような少女を守る役目を持っている。
で、それを演じるシッダ君。
シッダ君はそもそも元々”できる子”なのである。レビューによってはミスキャストと言われているが、私はそうは思わない。ファンの贔屓目かもしれないが、しかしこういう英雄役が出来ないことはないと思う。【Aata】ではそこそこのヒーローをちゃんとやってるし。
が、ここではぐだぐだ。部分的には悪くないところもあるのだが、総合的には結局「この英雄って、何?」って感じ。
強いけれど、そう大して強くもないし、技もあるとうで無いようであるようで、こんな中途半端で良く蛇女王に勝てたな、と。
これはすでに脚本段階でのキャラ立てがまず過ぎたのだと思う。というか、明確なキャラなんて立てられてなかったでしょ。(キャラ立ての失敗はほとんど全部の登場人物にいえるのだが。) シーンごとの撮影で行き当たりばったりに演出されたとしか思えない。シッダ君にもなんかやる気の無さのようなもの感じるし。

で、ヒロイン シュルーティ・ハーサン。
悪役の蛇女王の末裔で、黒魔女に対する白魔女的な位置か。
まぁいいんだけどなぁ、一番絶大なる能力を持ってるのは聖少女だし、でももちっとこうなんか筋に大きく絡める能力でもあったらよかったんじゃないかなぁ。
「私の恋人は盲目の英雄と運命に決められているのよ。」なんて言ってシッダ君を蹴る割には、「そんないるかどうかも分からない、いつ出会えるかどうかも分からない恋人を待つなんてこと出来ないないわ。」とすっころんでしまうなんて、ここで普通のロマンス映画みたく急に生身の女になってどうする?と不満に思ったが。
シュルーティ・ハーサンは、私の好みでは全く無いが、きれいだとは思う。
が、この映画のヒロインとしては雰囲気にトウが立ち過ぎでないかい?こっちの方がミスキャストだと思う。
役が役なので別に良いのだが、あんまし演技力も感じなかった。
というか、モデルさんみたいなのよねぇ、女優と言うより。ディーピカ・パドゥコーネと同じにおいと言うか。
イリヤちゃんなんかこの役良かったんじゃないけ?
シュルーティ・ハーサン、女優続けるならボリだけで骨埋めてください。

そして悪にヒロイン蛇女王。
演じるはラクシュミ・マンチュ。
そう、まんちゅっちゅの姉ちゃんなのだ。
本作に於いて唯一見る価値があるのは、このラクシュミ・マンチュ演じる悪役蛇女王。
これは良い、とても良い。なかなか素晴らしい悪役を好演である。
ホント、あの”愛すべき大根一家”モハン・バブー家から出てきたとは思えない。
(というか、これはまぐれであろう。)
出る度に違うメイク、それもなかなか凝ってるし、衣装も豪華で毎回違う。
髪の毛が蛇になったりするCGも良いし、ラクシュミ・マンチュ、一人でおいしいところを全部持って行ってしまった。
(というか、他のキャラが弱すぎという話も)
これだけは見る価値有り。

聖少女の子役。
まぁ、南印ではその辺にごろごろしてる芸達者な普通の子役だな。
ただこの役には不満。
人類を助ける女神の化身なのに、禄に力を発揮しない。
こりゃだめでしょ。
旅路では、この能力を開花させるべくもっと試練の付加を与えるべきだと思うし、最後にはもっと超絶なる能力を発揮して欲しかった。

いんちき宗教のいんちき僧のブラーマナンダム。
この役はもっと”いんちき”であるべき。

とにかく、こういうファンタジー映画のキャラは明確であるべきだし、しっかりデフォルメされるべきだと思う。
なんか皆普通の人間なのでは、つまらん!


と、こう見ていくと、やっぱり監督がぐだぐだだったってことかな。あと台本作者か。
話の展開はつまらん、登場人物のキャラもつまらん、セットは悪趣味で金掛けた割には陳腐、碌なダンスシーン無し(というか、まともなダンスシーン無し)、”決まる”映像無いし、カメラアングルも別に取り立てて言うこと無し、、、、
この監督Prakash Kovelamudiは、Raghavendra Raoの息子。製作にも絡んでるよう。
このAODの前には【Bommalata】という作品があるらしい。この【Bommalata】がどういう映画かは分からないが、学校にどうしても行きたい少年の苦労の映画みたいな感じ。子供向け?芸術映画系?通常の娯楽映画では無さそうだ。主人公の子役は国家映画賞取ったらしい。
はっきり言って、中二病の勘違いぼんくら息子にねだられて、親馬鹿の大御所のパパが分不相応な大きなお膳立てしたら、ぼんくらはぼんくらなので結局金を湯水のように使ってもぼんくら映画しか撮れなかった、と言えば言いすぎだろうか。

こちらの記事のシッダ君の言。
「ラーガヴェンドラ・ラーオと仕事したかったのだが、結局はその息子と仕事をしている。」
ふぅ〜ん。
シッダ君、撮影にはいろいろと口を挟むようなのだが、この映画の撮影では何一つ言えなかったか言わなかったか。


まんちゅっちゅ一家メンバーをネタ無しで褒める日が来ようとは、、、、、
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ファンタジーヒーローにはぜひまたチャレンジしてリベンジしてもらいたいなぁ。
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女チル太
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
>シッダ君、撮影にはいろいろと口を挟むようなのだが、この映画の撮影では何一つ言えなかったか言わなかったか。

下々の噂では逆のようでシッドゥがあれこれ口を挟みすぎたので元来それなりに筋が通っていた脚本がグタグタになったと皆言ってますよ。

例えば盲目なのに目隠しするというのはヘンだといって監督が止めたにもかかわらずシッドゥがこれの方が映像的に栄えるからと主張して押し通したんだとか。

真相はどうあれ、仮に主演が暴走しかかってるんだったらそれに手綱つけて操るのが監督の仕事なんで、その意味では失敗作としかいえませんが。
メタ坊
2012/03/10 08:17
それから背景や設定が嘘っぽいのは、監督とシッドゥに、この映画で50年代に流行ったfolklore filmというジャンルを再興させようという意図があったことと無関係でないと思いますね。

ガイジンである我々から見るとソシオファンタジーとフォークロア・フィルムの区別が非常にむつかしいのですが、前者が実在(?)の神様と関係してるのである意味デヴォーショナルと重なるとこあるのに対して、後者は全くの空想で宗教伝統と関連性がない。

その意味で設定や背景はむしろ荒唐無稽であるべきなのです。

この映画『昔あるところに戦士が…』が成功作だとは到底思えませんが、フォークロア・フィルムの代表作といわれるグランパの"Pathala Bhairavi (1951)と見比べてみると面白いかもしれませんよ。
メタ坊
2012/03/10 08:30
元がどういうので、どこにどうシッダ君が口挟んで、結果どうなったかって興味ありますねぇ。

>仮に主演が暴走しかかってるんだったらそれに手綱つけて操るのが監督の仕事なんで

そうですね。
監督にそれだけの力も無かったし、二人の気も全く合わなかったのでは、と思います。
ある面シッダ君の意にそぐわない【Aata】があれだけに仕上がったんだから、この映画でも監督とどういうやり取りしたのか聞いてみたいですねぇ。
ベテラン監督に押さえ込まれたのかなぁ。
Piyo
2012/03/10 16:40
あぁ、私別に現実味とか辻褄とか求めてるわけじゃないんですよ。(書き方まずいなぁとは思ったんだけど、疲れちゃって、へへっ)
逆に荒唐無稽さが足りなかったと感じてます。
一部セットが、と言うよりいろいろとビジュアル的にかな、「おぉ!」と来るものが少ないと言うか、いろんなシーンで今ひとつ盛り上がりに欠けるというか。
これは映し方とかカット割の展開とかが悪いんじゃないかなぁ、と。
そうね、いろんなところでメリハリに欠けてると思う。

そうそう、目隠し無しの空き盲は私的には正解だけど。シッダ君、目が命の俳優だし(目の演技じゃなくて、目がハンサム度のほとんどってことで)、元がちょいひんがらだし。笑
この盲の目の撮り方はがんばったと思うよォ。
Piyo
2012/03/10 17:03

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